WFP 国連世界食糧計画は世界の飢餓と貧困の撲滅のために設立され、 ２００５年には８２ヵ国において９，７００万人に４２０万トンの食糧支援を実施しました。その総支出は３１億ドルにもなります。

©WFP A Chicheri

学校給食による食糧支援は、２００３年から始められました。２００４年には、およそ１，７００万の子どもたちに給食を援助しました。学校給食プログラムの目的は、衛生・健康・教育面のニーズに応え、より多くの貧しい子どもたちが栄養価の高い食事を食べられるだけでなく、教育を確実に受けられるよう保障することです。

©WFP Y Yuge

２００６年現在、世界では、およそ８億５，０００万人が栄養不良や飢えに苦しみ、そのうちおよそ３億人は子どもたちです。１億３，０００万人は学校に全く通っていません。飢えを原因として毎日、5歳未満の子ども１万８，０００人を含む、２万５，０００人が命を落としています。
１年半前に発生したスマトラ沖大地震と津波は合計２２万人を超える死者・行方不明者を出しましたが、飢餓を原因として、およそ１１日に1回の割合で「静かな津波」が起きている計算になります。

WFP 国連世界食糧計画ウェブサイトより

ンシマ（Nshima）を作ってみよう！

トウモロコシの粉を熱湯に入れ、練り上げたものです。
南部アフリカを中心に主食とされており、WFPの食糧支援でもよく作られています。

＜材料＞
トウモロコシ粉
・・・収穫して数週間置き、自然乾燥させます。実だけを芯から取り外して製粉します。
お湯
＜作り方＞
湯を入れた鍋を火にかけ、沸騰したところにトウモロコシの粉を少しずつ加えながら、固まらないように混ぜ続けます。
十分に混ざり、ぼってりとした硬さになったところで蓋をして数分間蒸らして出来上がり。

少しずつちぎって手でこねてから、玉ねぎやトマトなど野菜の炒めもの、揚げた肉や魚などと一緒にいただきます。

WFP Global School Feeding Report 2003 世界の学校給食報告書より