フィリピン女性への
米兵レイプに抗議すると共に、
一刻も早く加害米兵が
裁かれることを強く求めます!!
フィリピン アロヨ大統領
アメリカ合衆国 ブッシュ大統領
去る11月1日、フィリピンオロンガポのスビックで、テロ対策軍事演習のために駐屯していた6人の米兵が1人のフィリピン人女性をレイプするという事件が起きました。オロンガポでは、米軍基地があった当時から米兵によるレイプ事件が3000件も起きているといわれています。しかし、そのどれ一つとして、法的処罰はなされていないのです。
1991年に米軍基地が撤去された後、1999年に「訪問協定」が締結され、また、2002年に比米相互兵站協定が締結されたことにより、米軍はフィリピンで軍事訓練・演習を行ってきました。特に9.11以降、フィリピンは「反テロ」戦争の前線基地となっています。
沖縄でも韓国でも、基地に駐屯する米兵による地元女性へのレイプはたびたび繰り返されてきました。軍事基地は戦場の延長です。戦場では何をしても構わないという感覚が基地にまで及んでいると思われますが、その感覚は、戦争を「正義」と考えるアメリカ政府の傲慢な世界戦略から生み出されているのではないでしょうか。「反テロ」という大義名分の下で戦争を「正義」にすり替え、戦争という暴力に組み込まれた兵士たちが女性に対する暴力事件を引き起こしても野放しにされていることは、それを如実に物語っています。
今回、被害に遭った女性は、勇気をもって彼女に加えられた暴力を告発しました。性暴力を受けた被害者がそれを告発するには、大変な勇気と決意がいります。私たちは不正義に対して沈黙を選ばなかった彼女の勇気ある行動に敬意を表すると共に、彼女に加えられた暴力が一刻も早く犯罪として厳しく裁かれることを強く求めます。
現在、6人の身柄はアメリカ政府の下に拘束されているといいますが、VFAにより身柄引き渡しの実現は難しいだろうとも言われています。このような不正義を一体、いつまで続けるというのでしょうか。いつまで、女性への犯罪が見逃され続けるのでしょうか。
私たちは即刻、加害米兵が訴追され、その犯罪に対して厳正な裁きが行われるよう、フィリピン政府が毅然とした態度で望むよう強く求めます。
また、このような暴力を生み出す米軍基地が、フィリピンをはじめ、韓国や日本などアジア各地から撤退されることを、強く求めます。
2005年12月19日
「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク(VAWW-NETジャパン)