ミャンマーの民主化を支援する議員連盟
The Japanese Parliamentary Group 
Supporting Democratization in Myanmar (Minshuka Giren)

                 声明

──ミャンマー(ビルマ)市民の平和的抗議行動に対する
  ミャンマー(ビルマ)政府の対応について──

 ミャンマーの民主化を支援する議員連盟は、2007年8月21日以降、ミャンマー(ビ
ルマ)政府による燃料価格の大幅な値上げに端を発した市民による平和的抗議行動に対
し、市民を弾圧し、逮捕拘束措置をとっているビルマ政府の対応に対し強い懸念を表明
する。

 平和的抗議行動を行った国民を逮捕・拘束した行為は、我々が求める民主化の方向と
明らかに逆行するものである。我々民主化議連は、ミャンマー(ビルマ)政府に対して
市民の不当逮捕拘束を解き、速やかな身柄の釈放を求めるものである。

 日本は、アジア地域の平和と発展の観点から、アジアの人々と協力しアジアの民主主
義の発展に貢献してきた。民主化議連として、ミャンマー(ビルマ)政府による今回の
行動に関し、日本政府に対して、事態の改善と拘束した人々への即時釈放をビルマ政府
に求めるよう強く要請する。

 我々民主化議連は、ミャンマー(ビルマ)政府の非民主的な政治を一日も早く中止さ
せるためにASEAN議会間ミャンマーコーカス(The ASEAN Inter-Parliamentary 
Myanmar Caucus (AIPMC))と連携・連帯する必要があることを2007年5月の国際会
議(東京)で確認した。我々はミャンマー(ビルマ)政府の経済政策を原因とする市民
生活の苦境に対して平和的方法によって事態の改善を訴えた市民の正当な要求を、力を
もって抑圧すべきでないと考える。

 我々は、ミャンマーの民主化を求める世界中の人々及び国会議員と連帯し、この声明
を表明する。

2007年8月29日

ミャンマーの民主化を支援する議員連盟
会 長  大島理森(衆議院議員)
事務局長 末松義規(衆議院議員)