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友人から、アフリカでのボランティア滞在記録が送られて来ました。アフリカ東部の国タンザニア本土の海岸から三五kmの沖合いにあるザンジバル島からのものでした。
ザンジバルは、タンザニーカ共和国とザンジバル共和国が合併してタンザニア連合共和国として誕生した歴史的経過を持っている島ですが、合併後も一つの独立国として考えているとのことです。二一世紀は、地理的な国の時代から、民族と宗教が課題となる時代と言われ、世界の平和と人類の福祉が世界の共通の願いと言われています。ザンジバルでボランティア活動を続ける中であらためて、人類の課題を感じるとのことです。
そして、そこにはマラリアと腰痛に苦しみながらも、命懸けでボランティア活動を続ける若い日本の青年が頑張っているとの状況が報告されています。私は、日本の若者の素晴らしい生き方の一つをリアルタイムで感じました。
この、友人の報告書を目の前にして、私は、二〇年前、スリランカで、保育所づくりに熱中していたことを思い出しました。ここでも、民族紛争が繰り返されていました。内紛の続くスリランカで弾丸に注意しながら、労働の分かち合い(ワークシェアリング)をモットーにする、貧村の新しい村起こし運動に参加しました。ここでの体験が、いろいろなところで、活きたことを考えると、貴重な体験をさせてもらったのだと感謝しています。限られた人ですべてをやってしまうのではなく、すべての人が持つ個別的な能力を出し合い、補い合い協同してやっていく事のすばらしさを、保育所づくりのプロセスで学びました。
男性も、女性も、大人も、こどもも、それぞれの作業の役割を、自然な形で分担し、楽しく保育所づくりに関わる姿は大きな驚きでした。スリランカは、生まれ変わりつつあります。しかし、現在なお、スリランカでは、民族紛争が続いています。ほんの少しですが、スリランカに関わったものとして、解決の道が遠い民族課題に心が痛みます。
二一世紀の大きな課題、民族と宗教問題、そして、平和・福祉・環境の諸問題を、心奥深く突きつけられた思いでいっぱいです。身の回りの出来事が直結する時代、ふじさわNPO連絡会として、何が出来るのだろうか、問われているような気もします。
今年度、取り上げられた「福祉のすまいづくり研究会」は、時機を得る課題だと思います。社会の大きな期待を受けて、人類の福祉に直結する、この研究会の持つ意義を認識しています。また、ふじさわNPO連絡会は先見性のあるとりくみを行っていきたいと思います。
代表理事 臼井孝
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