NPOを支援する中間支援組織が、ここ数年、全国各地に続々と登場している。
これまでも福祉、国際、女性といった分野ごとに、社会福祉協議会や行政の外郭団体が市民の活動を支援することはあった。その場合の「支援」とは「育成」や「エンパワーメント」である。
現在、増えつつあるのは、分野を限定せず、かつ、NPOと企業や行政との協働も視野に入れた中間支援組織であり、それ自身がNPOでもある。こうした支援組織の中には、行政がNPO支援センターというハードを設置するにあたり、そのセンターの運営を受託するために立ち上がったNPOも多い。センターという場所の管理、そこを利用する市民団体への対応に追われ、独自の「支援」はこれからの課題だ。
NPO間、そして、企業や行政との協働を進めるような「支援」というのは、言うは易しだが、なかなか難易度の高い「支援」である。支援組織自身が、NPO、企業、行政の状況を熟知している必要があるし、それぞれから信頼を得られる存在でなければならない。だから、支援組織は、NPO、企業、行政の様々な情報を集め、また、発信する。情報の量と質が豊富であれば、徐々に認知を得て、各方面から相談なども持ち込まれるようになる。情報提供や相談対応を通して、NPO間や、NPOと企業と行政をコーディネートする機会も生まれてくる。
しかし、ここまででは、まだ「待ち」の支援である。NPOが集まるある全国会議で、支援組織の役割として「プロデューサー」という言葉が出た。待ちの「コーディネート」から、仕掛けの「プロデュース」へ。個々のNPO、企業、行政がもつ潜在的な資源や技能をつなげて新たなシステムや事業をつくっていくという支援は、まさに「プロデュース」なのかもしれない。
ふじさわNPO連絡会は、任意団体として発足してから二年半、中間支援組織としてNPO法人化してから一年がたつ。「円卓」に加えてメールマガジンの発行も始めた。連続講座を通して、市内のNPO、行政、企業等がともに考えるべき課題を提示し、議論の場をつくってきた。その中から、地域の潜在的な資源を嗅ぎ分け、プロデュース することができるか、中間支援組織としての力量が試されていると感じる。これまで以上に、多くの方々に知恵と力を寄せていただくことを、あらためてお願いしたい。
代表理事 川崎あや
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