終 了

報告
藤沢市ダイオキシン条例を考える市民集会
5/26
(日)10〜12時
藤沢市産業センター8階ラウンジ

 藤沢の市民・市行政・事業者の力を合わせて解決するために藤沢で独自の条例を作ろうと約一年間準備をすすめてきた「藤沢からダイオキシン汚染をなくす条例研究会」の主催により、「藤沢市ダイオキシン類及び有害物質による環境汚染と市民の健康被害を防止するための条例案」について、その考え方、条例案について、また今後のすすめ方に関する説明と意見交換会がありました。80名程度の方が参加されました。

 会の前半で、「・・・条例研究会」の取り組みの経過についての紹介がありました。様々な分野の専門家が集まり条例案作成に関わってきたとの紹介があり、
「立場の異なる人たちが集まって、こだわる所、考え方が違う面が多くはじめはなかなかまとまらなかったが、予想以上にまとまった条例案ができた」という事でした。

 会は、まず基調報告、条例案作成の考え方・条例案の説明が行われました。

 条例案の考え方として、
「ダイオキシン」と言う言葉が先立ってしまっているが、さらに深刻な環境ホルモンなどの問題も含め「環境汚染と市民の健康被害を防止するため」というのが本質であること、また、そのために有効な条例を国の対策に一歩すすめて藤沢市の地域特性(市民の先進性と活発な市民運動の歴史を踏まえて)独自の対策の必要性が提起されました。また条例案説明では特に市長が一定の権限を委譲する付属機関としての特別委員会の設置がポイントとして紹介されました。

 意見交換では、様々な質問や具体的な提案がありました。

 医師をなさっている方の発言も多く、具体的な健康被害状況の把握が課題である現在、どうやって健康被害の認定をしていくのか、などの意見もありました。同時に、専門的な用語が飛び交うので素人にはわかりづらい、もっとわかりやすく周知して行くべきでは、という意見も出されました。

 その他、条例案中にある罰則を受ける側と、健康被害を訴える側の関係が難しいという意見や、条例制定という過程での行政組織とのやり取り、また実際に運用して行く中で必要になってくる財政的な面などにも触れられました。

 また、条例を作ってもその効果があるのか、既存の環境に関する条例は機能しているのか、そして市町村合併が行われたらせっかく条例ができたとしても改悪されてしまう可能性があるのではないかという意見もありました。いずれにせよ、
「現実として目の前にある課題に対して、市民が市民自治という観点からも取り組みをして行くことに大きな意味がある」という代表の渡辺さんの発言が、この集まりの基調ともなっている感がありました。

 今後の方向性としては8月までに条例案を確定し、その後議会関係者にも働きかけて行くということが提示されました。

 冒頭の
「立場の異なる人たちが集まり、一つのことをまとめてきた」という流れを継承し、参加者の中からも、この条例研究会に参加する方を募り、共に考え動いて行こうという、5月にふさわしくさわやかな市民集会でした。

ふじさわNPO連絡会・事務局  宇佐美 満